2010/11/13掲載
  
学生からのメッセージ vol.6
 
念願だった学位を取得して
 
藤本 眞知子 さん
  Machiko Fujimoto
 
(教養学部) 
「社会と産業」コース修了 / 2010年10月より選科履修生
 
 
 
ユニークな経歴をもつ藤本眞知子さんは放送大学に在籍して6年半になります。多忙ななか、日々の時間を上手く使った勉強法は大いに参考になりそうです。このたび念願だった学位を取得し、10月からは選科履修生として学び続ける藤本さんにお話を伺いました。


 
 
Interview
 
 
◆一念発起して放送大学に入学

 東京に生まれ育ち、文科省の認可を受けていない中学・高校に進学した私は、高校卒業と同時に父の転勤にともないロンドンで3年間暮らすことになりました。日本人が海外へ行くことがまだ珍しかった1960年代のことです。ロンドン市内の専門学校で英文秘書業務を学んだ後、日本に帰国。イギリス大使館での勤務、旅行系専門学校の講師を経て起業・独立し、都内で輸入品の婦人服飾雑貨を扱う店を経営しています。

 栃木県で暮らすようになったのは偶然でした。以前、仕事で大田原市を訪れた時にちょっとした縁があり、11年前に那須塩原市に引っ越しました。以来、東京にある仕事場へは新幹線通勤。忙しい毎日を送るなか、ある雑誌で放送大学のことを知りました。

 いつか大学を卒業したい。そう思いつつも仕事や家庭を持つとなかなか踏み切れずにいたのですが、仕事が一段落しかけた頃に一念発起。まずは学習についていけるかを自分自身で判断するため、2004年に選科履修生となりました。また、私は特殊な中学・高校を卒業したので、全科履修生の入学資格を得るため、放送大学の特例措置を希望することにしました。そして2年間で入学条件となる16単位を取得し、晴れて全科履修生となったのです。
 
 
◆自分なりに編み出した勉強法

 放送大学で学ぶうちに、次第に自分に合った勉強法を見つけていきました。まずは時間の作り方。那須塩原~東京間の新幹線通勤は片道約1時間、往復で約2時間。これは教科書を集中して読むのにちょうどいい時間で、帰宅後、机に向かわなくても勉強することができました。

 試験対策にも力を入れました。単位認定試験1ヶ月前になるとスケジュール表を作成して勉強中心の生活とし、受験科目を繰り返し復習できるよう計画しました。
 
 試験問題の「予想」も有効でした。こういう問題が出題されるのでは……と自分なりにイメージしながら勉強すると、頭が整理されるのです。特に出題形式が「記述式」の場合は、予想した試験問題と解答をあらかじめノートにまとめておき、試験開始直前まで目を通していました。さらに試験に印刷教材等の持込が認められている科目の場合は、そのノートを持って試験に臨みました。見事、試験問題を当てたこともありましたし、そうでなくても勉強に大いに役立ちました。

 
◆年齢を重ねての勉強は面白い
 
 全科履修生となって4年半。目標より半年遅れましたが「社会と産業」コースを修了し、学位を取得しました。会社経営をしながら念願だった大学卒業に至ったことは、私の人生でこれ以上ないほどの喜びです。
 
 年齢を重ねてからの勉強はいいものですね。若い時には分からなかったであろう面白さがある。ある一定のところを歩いてくると自分の興味が固まってきますから、その興味を深めるために何をすればいいのか、あと何が足りないのか、それらを理解したうえで学べますから。「年の功」という強みもあります。改めて勉強したつもりはないけれど、社会で生きている間に知らずうちに蓄積されている知識があって、それらが授業の助けにもなります。
 
 放送大学に在籍して6年半。勉強することが習慣になりましたので、この10月からは再び選科履修生となり、語学を学んでいます。今回登録したのは2科目。1つは今学期に開講した『Political Economy of Japan('10)』。印刷・放送教材ともに全編英語で制作され、 通信指導と単位認定試験の出題も英語で行われるという徹底した内容ですが、今まで勉強してきたことの総仕上げとの思いで学んでいます。もう1つは『韓国語入門Ⅰ('06)』。毎日欠かさず韓国ドラマを見るほどのファンで、韓国語そのものにも興味がありますから。
 
 これからも放送大学で学び続けたい。全科履修生として再入学するのもいいですね。今までのように卒業にとらわれず、興味のある科目をゆっくりと長いスパンで勉強していくのもいいと思っています。(談)
※2010年11月2日取材
 
 
 
 
 
 
インタビュー終了後、所長室で鯨井所長と談笑する藤本さん。今まで一人で勉強してきたので他の学生と接したり情報交換したりする機会は全く無かったとのことですが、鯨井所長から放送大学ではさまざまな学生が学んでいることを聞き、興味深そうに頷いていました。
 
 
 
 
 

 
 

 
 
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