学生からのメッセージ vol.1   平成21年11月
 ~ 松本 幸一 さん ~ 
 
 松本幸一さんは、放送大学の修士課程をこの春卒業し、さらに、再入学して、引き続き修士選科生として学んでおられる方です。既に職業を持っており、働きながら学んでおられるのですが、この度、国立大学法人の特任教授のポストに採用されました。松本さんのこれまでの経歴が評価されたことは確かですが、放送大学で学び修士号を取っておいたことが一因となったということです。放送大学で学んだことがキャリア・アップにつながったすばらしい例としてご紹介いたします。松本さんに手記をお願いしました。
 
 
 
 <寄稿>

知識が人生を変えていく

 

修士課程修了生 松本幸一

 

 

放送大学HPのトップに、CM動画のアイコンがあります。動画の内容は見る人の立場に立った、感慨深い内容だと思います。CMの最後にある台詞に「勉強していて、よかったなぁ」という言葉が出て来ます。学びが役にたった後の、嬉しい声に聞こえました。

 

平成21年3月に、NHKホールで放送大学卒業式がありました。石学長が「放送大学で学んだことを、社会へ還元して欲しい」という意味の話しを、式辞の中でその時聞いた記憶があります。そして学んだことが、いつかは役にたつのだろうと、漠然と聞いていたことを、今になり思い出します。

 

わたしは、修士課程を今春修了した、多くの学生の中の一人です。普通に週3日程、栃木学習センターに通い、月1回程のペースで指導教官がいる、東京へ学びに行った、どこにでもいる学生です。特別な能力はありませんが、出会った様々な学生さんや、多くの教員と職員の姿勢に支えられ、無事課程を修了出来ました。おそらく、上の式辞にあった社会還元を、学生さんや教職員の皆さんご自身が、知らぬ間に相互実践出来ていた場所だから、修了出来たのでしょう。そう感じずにはいられません。放送大学は学ぶ場所であると同時に、それぞれの役割が与えられた、特別な学校なのだと、個人的には感じています。

 

放送大学は就職を斡旋する部署がありません。知識がストレートに就職に結びつくより、知識が人生そのものを変えていくプロセスを、ここでは体感出来るのだと思います。「特別な学校」とは、そのような意味を込めて書きました。

 

様々な資格を取得される方々。人生に深みを増し、さらに輝きを放っていく方々。新しく本を書き出版される方々。そして、わたしは修了後、ご縁があり兼務で、国立大学法人の特任教授に就きました。微力な力しか、発揮出来ないかも知れません。わたしに関わる全ての関係者の、暖かい理解があって出来たことは、言うに及びません。

 

一生の中で「知識は人生を変えていく」ことは事実です。これから放送大学で学ばれる方々や、現在学習中の方々へ、僭越ではございますが、わたしも何かの役割が出来ればと思いました。稚拙な文章ですが記させて頂いたことが、本文を書いた理由です。最後までお読み頂き、有難うございました。

 

 

 

 

「放送大学では、知識が人生そのものを変えていくプロセスを体感出来ます」という松本幸一さん 栃木学習センター「図書・視聴学習室」にて>