平成22年度第2回
 
公開講座を開催しました! 
 
 ~ 「シモツカレ」の行く方 <栃木方言あれこれ> ~
 
 
 
 10月3日(日)、栃木学習センター大講義室において公開講座を開催しました。講師を務めるのは小池清治先生(宇都宮大学名誉教授)。テーマは栃木の方言について。県民にとって身近で親しみやすい内容とあって、放送大学生・一般申込者あわせて約80名が聴講しました。
 
 
 【講義レジュメより】
 
序 : 栃木方言度チェック (アクセント・発音、語彙・文法)
 
Ⅰ : 「シモツカレ」の行く方
 
Ⅱ : 栃木方言地図
 
Ⅲ : 文学作品に見られる栃木方言
 



 
 
 
はじめに鯨井所長が挨拶を述べ、小池清治先生(宇都宮大学名誉教授)を紹介しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 いよいよ小池清治先生による講義開始。まずはウォーミングアップとばかりに聴講者と一緒に栃木方言度をチェック。栃木特有のアクセントや発音、語彙、文法・・・。小池先生がユーモアたっぷりにレジュメにある例文を読み上げると、会場が笑いに包まれ和やかな雰囲気に。
 
 
 
 
 
   
 
 
最初のテーマは、郷土料理「シモツカレ」の名称の変異について。写真左は配布資料の抜粋。シモツカレとは、栃木県を中心とした北関東地方の冬の郷土料理で、粗くすりおろしたダイコンとニンジン、サケの頭、炒り大豆、酒粕などを交ぜ合わせて煮込んだもの。初午(二月最初の午の日)に赤飯とともに稲荷神社に供え、農作物の豊作祈願をする行事食です。今回の講義では、シモツカレの呼び名が「シミツカリ」「スミツカリ」など地域によって異なること、また『宇治拾遺物語』に「すむつかり」の記述があり、シモツカレの語源とされる説についても話がありました。
 
 
 
 
 
 

 続いて「栃木県方言地図」についての講義。写真左にある資料などを見ながら<アクセントの型と分布><格助詞「サ」の使用地><「おそろしい」と「こわい」の言語地図>について説明がありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最後に『万葉集』や、宇都宮出身の作家・立松和平著『遠雷』『春雷』を取り上げながら、文学作品に見られる栃木方言についても話がありました。
 
こうして2時間にわたる講義が終了。
終了後は参加者から多数の質問が出て、熱心な質疑応答が行われました。
 
さて、身近な郷土の言葉をテーマにした今回の講座。いかがでしたでしょうか。
大勢の方々にご来場いただき、ありがとうございました。
 
 
 
  
 
 

栃木学習センターがある宇大峰キャンパスでは少しずつ木々が色づきはじめました。ちょうどキンモクセイも開花し、ご来場のみなさんにはキャンパスの秋も楽しんでいただけたことでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
◆次回の公開講座はこちらです。ご参加をお待ちしています!◆