雨上がり、キャンパスの道端に落ちていた栃の実 
(9月13日撮影)
 

 
 
キャンパスの四季 9月 ~栃の実~
 
 
実りゆく季節 
 
 
 宇都宮大学峰キャンパスの本部棟と図書館の間に大きな栃の木があります。秋の色が深まり、葉が色づいてきましたが、実がなっていて、それが今たくさん下に落ちています。なっているときはしっかりした皮に包まれていますが、熟すると笑み割れて、中からこげ茶色の実が顔を覗かせます。一見すると栗に似ています。栃木学習センターの広報誌のタイトルになっている「とちの実」はこれです。栃の実は、栗と違い、有毒でそのままでは食べられません。でも、水でさらして渋抜きをすれば食べられます。栃餅などに使われています。

 ところで、フランス語で栃の木は「マロニエ」と言います。パリの街には、公園や街路樹に、年を経た太いマロニエの木が見られます。マロニエの実は「マロン」というはずですが、実は、普通「マロン」は栗の実のことを指して言います。「マロン・グラッセ」というお菓子をご存知でしょう。こちらは栗のほうですね。パリの街ではもう少し寒くなると「マロン・マロン!ショー・レ・マロン・ショー!」(栗、栗、ほかほかの栗!)という売り声で焼き栗を売る商人が現れます。
<鯨井佑士>
 
                                                
 
秋が深まると、ヨーロッパ各地の街角ではほかほかの焼き栗が売られる。
(写真はリスボンの風景)