トピックス:2010/07/24掲載 
 
 
平成22年度第1学期面接授業・開講報告 
 
戦場ヶ原で現地踏査しました! 
 
 
 7月17日(土)~18日(日)、面接授業『戦場ヶ原湿原への土砂流入の影響』を開講しました。講師を務めるのは客員教員・鈴木勇二先生(砂防工学)。栃木を含む関東の学習センターほか、長野・京都・福岡からも学生が参加。「宇都宮大学日光自然ふれあいハウス」に宿泊しながら、2日間にわたってユニークな授業が展開されました。
 
 

 
 
 
◆1日目/7月17日(土)◆
 
シカ侵入防止柵・御沢扇状地の土砂流出および土砂止め・
農場への取水を観察
 
【行程】宿舎(日光ふれあいハウス)→戦場ヶ原農場→御沢林道→林内の土砂止め→御沢扇頂部→光徳沼→逆川→農場取水口→農場西側林内道路→三本松→赤沼→宿舎(日光ふれあいハウス) <行程8キロ>
 
  
 
 
授業当日、朝5時30分の戦場ヶ原の風景。霧に霞む男体山が幻想的です。栃木学習センターとしては初の試みとなる宿泊をともなう今回の授業。関東地方ではちょうど梅雨が明け、絶好の「踏査日和」となりそうです。 
 
 
 
 
 
 
 
遠方からの参加もあり、学生5名と、鈴木先生、センター職員の計7名が宿舎(日光ふれあいハウス)に前泊しました。写真は朝食の様子。食事はすべて自炊が基本です。
 
 
   
 
 
10時50分、赤沼にある宿舎(日光ふれあいハウス)の講義室においてガイダンスがスタート。受講者17名の前で、まず鯨井所長が挨拶を述べました。
 
 
 
 
  
 
 
 
日光ふれあいハウス前で鈴木先生を囲み記念撮影。いよいよ現地踏査のはじまりです!
 
 
 
 
戦場ヶ原農場にある戦場ヶ原開拓之碑前で。熱心にメモをとる学生の姿も。
 
 
 
 
 
 
 
 
   
 
 
鈴木先生の案内のもと御沢(みさわ)左岸林内の堆砂工(導流堤)を観察。 この後、御沢との合流点下流の逆川 に出て、一般人は普段入ることができない戦場ヶ原シカ侵入防止柵沿いに「シカになった気分」で歩きました。
 
 
 
   
 
行程8キロの踏査が無事終了。宿舎に戻ると夕食の時間が待っています。食事は自炊。手際のいい炊事ボランティアの活躍で、美味しい料理(鉄板焼き)が食卓に並びました!
 
 
 
 
 
満腹のお腹を抱えつつ・・・。
20:00~21:00は講義室で報告会を開催。第1日目の調査を各自でまとめて発表し、意見交換しました。そして21:00からは第2部(?)の懇親会に突入。お酒も入り、ますます盛り上がって、やがて夜も更けていき・・・。
 
 
 
 

 
 
◆2日目/7月18日(日)◆
 
戦場ヶ原湿原・小田代ヶ原を歩く
 
【行程】宿舎(日光ふれあいハウス)→赤沼→赤沼分岐→戦場ヶ原自然研究路→泉門池→小田代橋→逆橋→120号線→三本松→(昼食)→赤沼→宿舎(日光ふれあいハウス) <行程7キロ>
  
 
 
 
 
第2日目の朝。昨日同様、自炊による朝食でも見事なチームワークを見せてくれました。
 
 
  
 
  
 
 
【写真左】本日も快晴。戦場ヶ原自然研究路で記念撮影。みなさん、実にいい表情です! 【写真右】レポート作成のため、熱心に写真撮影する姿も。
  
 
    
 
【写真左】 泉門池(いずみやどいけ)で小休止。【写真右】木漏れ日のなか林道を進みます。
 
 
 
 
男体山の雄姿とともに学生の心に残る授業になったことを願いつつ・・・。
 
 
 
 
 
 みなさん、おつかれさまでした!
 
  
 
 


 

~ 受講した学生の感想 ~
 
授業後、こんなことを感じました!
 
 
◆戦場ヶ原へは初めて訪れました。2日間かけて講義や説明を聞きながら自分の足で歩き、湿原への土砂流入を実感しました。最高の天候にも恵まれ、戦場ヶ原周辺のすばらしい自然を身近に見られたことを幸せに思います。乾燥化問題への熱い想いを語っていただき鈴木先生ありがとうございました。地域に根ざし、問題提起してくださった栃木学習センターの皆々様どうもありがとうございました。 
 
 
◆今回の講義で原因の特定や説得させる為のデータが乏しいことはわかりました。しかし、2日間散策して愛着の湧いた戦場ヶ原の湿地を残したいという気持ちになりました。また、宿泊のスケジューリングは初めてで他の受講生の方々とのコミュニケーションも密だったので、とてもよい経験になりました。他の受講生の方々、先生方との共通の時間を過ごすことで、私にとって意味深い2日間となりました。今後の学習に生かしたいと思います。ありがとうございました。
 
 
 
◆環境ということが多くの関心の的になり、自然環境を守ることが社会の動きになってきたのは、ごく最近のことですね。その動きの中から見ると、今までの動きが悪いととらえてしまいますが、今ただ悪いと決めつけるのではなく、じっくりとそれぞれの影響評価をする必要があるように思います。豊かになったがゆえに環境を考えられるようになった、その現実をぬきにして。2日間、楽しく過ごすことが出来ました。三人の先生方に感謝申し上げると共に、ここで学び合った仲間の健闘にも期待します。ありがとうございました。
 
◆今回この講義に参加でき、いろいろな地域の方と知り合い、最後まで楽しく過ごせた事に感謝しつつ、身近にせまってきている環境変化に対し、もっと目を向けて考えるべきと感じました。大変お世話になりました。鈴木先生、ありがとうございました。