2012/02/18掲載
 
 
◆ 平成23年度第3回 公開講座開催報告 ◆
 
縮退社会におけるまちづくりを考える Part II
―仕事をどうつくり守るのか―
 
 
 
 
 2月19日(日)13時30分より栃木学習センターにおいて本年度第3回目の公開講座を開催しました。昨年2月に開催された「縮退社会におけるまちづくりを考える」の第2弾として、「仕事をどうつくり守るのか」ということをテーマに、「縮退社会」におけるまちづくりと仕事づくりのあり方や方向性を考察しました。一般市民75名が参加し、熱心に聴講しました。

 鯨井所長の挨拶の後、最初に、コーディネーターの陣内雄次先生(宇都宮大学教授、栃木学習センター客員教員)が今回の講座の趣旨と講座の流れを説明しました

 続いて、第一部は、宇都宮大学名誉教授の北島滋先生が基調講演を行いました。北島先生は、1960年代の高度成長期に始まる日本の総合開発計画から説き起こして、現在の日本社会が陥っている困難な状況、縮小化社会における諸問題(過疎の問題、非正規雇用の問題など)につき、さまざまなデータを示して説明しました。また、今後の展望を示すものとして「コミュニティ・ビジネス」の可能性についての提案がありました。

 第2部は、三人のパネラーが、それぞれ、自分の体験に基づく事例報告を行いました。まず、ファーマーズ・フォレスト社長の松本謙さんが、「トチギフト」、「ろまんちっく村」事業などの事例や首都圏アンテナショップの計画などを報告し、「6次産業化」とか「地域商社」といったアイディアをもとに、「地域総合プロデュース」の可能性を説きました。松本さんによれば、「成熟時代に〈物〉や〈人〉を動かすには、スト-リーとエンタテイメントが必要である」ということでした。

 アンティークEBIZO代表の綱川直子さんには、氏家町における古民具展示企画の仕事から始めて、現在のアンティークショップ開業に至るまでのご自分が歩んできた道について話していただきました。安河内真美氏(なんでも鑑定団)との連携のこと、つるし雛教室のことなど、その苦労と工夫を含めて、興味深い話をいろいろと聞くことができました。

 昨年の公開講座でも報告をしていただいた岩井俊宗さんからは、ご自分が関係するNPO法人とちぎユースサポーターズネットワークなどの事例を中心に、若者の自立支援、就労支援など、若者を対象にしたさまざまな連携の可能性について報告がありました。岩井さんは、従来の常識をはずす必要があること、人間的な信頼関係の作ることが重要であることを強調されました。

 最後の第3部は、会場の参加者から寄せられた質問票に対して、各パネラーが答えるという形式で進められました。ここでは、全部はさばききれないほどの質問が集まり、質問者とコーディネーターおよびパネラーの間に熱心なやり取りがありました。「縮退を恐れるな」という北島先生の言葉を結論に、時間をオーバーして4時45分に終了しました。

ご参加の皆さん、どうもありがとうございました。

 
 

 
 
◆ 公開講座開催風景 ◆
 
 
 
鯨井所長の挨拶に続いて、今回コーディネーターを務めた陣内雄次先生(宇都宮大学教授、栃木学習センター客員教員)が挨拶を述べました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
会場には一般市民75名が集合。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
第一部は、宇都宮大学名誉教授の北島滋先生が基調講演を行いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
第二部は3名のパネラーが登場。写真はファーマーズ・フォレスト社長の松本謙さん。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アンティークEBIZO代表の綱川直子さん。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
昨年に続き、NPO法人とちぎユースサポーターズネットワークの岩井俊宗さんも登場(写真右端)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
講師の話に熱心に耳を傾けるみなさん。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆ご来場ありがとうございました!◆