◆ 平成24年度第1回 公開講座 ◆
 
「関ヶ原の合戦と小山評定」のご案内
 
 
栃木学習センター所長 鯨井 佑士
 
 
 栃木学習センターの本年度第1回の公開講座は「関ヶ原の合戦と小山評定」というタイトルで、静岡学習センター所長(静岡大学名誉教授)の本多隆成(ほんだたかしげ)先生にお話しをしていただきます。
 本多先生は、戦国期から近世(江戸時代)にかけての日本の歴史を研究分野とされ、特に徳川家康の研究者として知られております。最近、先生の家康研究を集大成した『定本徳川家康』(吉川弘文館)という著書を刊行されました。その本多先生に、家康をテーマにして何か下野(しもつけ)栃木と関係のある話をしてくださるようにお願いしました。そこで、提案していただいたタイトルが「関ヶ原の合戦と小山評定」ということでした。
「関ヶ原の合戦」は、ご存知のように、石田三成を中心とする豊臣方と徳川家康を中心とする勢力が対峙したいわゆる「天下分け目の戦い」です。そして、当時会津攻めの途上にあった家康が、急遽行く先を転じて豊臣方と戦うことを決心したのは、慶長5年(1600)7月25日、下野国小山において諸大名を招集して行った軍議においてであると言われています。これは、後世「小山評定」と呼ばれ、歴史の転換点となる重要な場であったとされています。
 ところで、この関ヶ原の合戦については、最近学会において、従来の通説の見直しが行われており、小山の評定についても、これまで言われてきたような実態はなく、後世の脚色によるところが多いのではないかという新説が出されているとのことです。福島正則などが出席したかどうかも微妙だとすると、極端な言い方をすれば、「小山評定」は後世のフィクションだったということになりかねません。小山市民ならずとも、真相を知りたいですね。
 今回、本多先生には、学問的な立場から、この問題について解明していただきます。黒羽の芭蕉の館が所蔵している大関家の文書(書状)が重要な手掛かりになるそうです。最新の歴史学上の論争の一端を紹介していただき、興味深いお話しがきけると思いますので、皆さん奮ってお出かけください。
 
 
※当講座は定員に達しましたので受付を締め切りました
 
 


 
 
 
 
 
講座名
関ヶ原の合戦と小山評定
講師名
本多 隆成
(放送大学静岡学習センター所長) 
開催日時
平成24年8月5日(日曜) 13時30分~16時00分
会場
宇都宮市立東図書館
定員
100名 
    対象 一般市民
受講料
無料
事前申込
要(電話またはFAX) ※問合先:栃木学習センター
※当講座は定員に達しましたので受付を締め切りました
 
概要
 「天下分け目」の戦いとして名高い関ヶ原の合戦。
それに先立ついわゆる小山評定について、最近、光成準治氏の新説(黒田長政や福島正則は出席していなかった等)が出されました。今回の講座では、この光成説を批判的に検討しながら、関ヶ原合戦の歴史的な意義について考えます。
その他

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